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知足

 オカコラム<テアトル茶番>

俺らは本当は「足りている」んじゃないか。

健康のためにビタミンなにやらが不足しているカルシウムが不足している、
と食べ物とかサプリとかで摂らねば摂らねばと刷り込まれてきたけど、
たぶん栄養てのはバランスが問題で
足りないというよりは俺らは偏って「足りすぎ」ているんじゃなかろうか。
塩とか脂質とか。
だからバランスとるにはプラスじゃなくてマイナスなんじゃないか。

人間も動物。
動物てのは常に栄養状態が良好なわけじゃない。
獲物が捕まらないとか餌が見つからない状況が常だ。
てことはそういうちょっと苦しい環境に最適化されて
生き残ってきているわけですよね?  え? 神様?

だとしたら「足りない」キャンペーン
(消費というのは消費者を常に飢えさせないと立ち行かない)
に翻弄されてサプリメントをたくさん飲んで
サプリメントだって固めたり色付けたりしているから
余計な化学物質も摂りこんでしまうハメになるのは
動物として自然ではないような気がしてくる。

というのはひとつの象徴的な例として、
この「飢餓感」てのは解消されそうで一生されるもんではない。
(ex.三度の飯の繰り返し)
なのでそこを突けば消費はずんずん進むということで
世の中「あんたは足りてない」というメッセージで満ちている。

電車に乗って見回せば、
「この冬のマストアイテム」、
「安心保障の生命保険」、
「まったく新しいおいしさのスウィーツ」、
「これからの時代に必要な英会話力」、
「モデルのような理想の体型を手に入れる」、
で、それらを手に入れるならば「マネーローン」…。

もちろん「足りてない」から生まれる向上心もあるので
全否定するつもりはない。
(「足りてない」を全否定してしまったら世捨て人になるしかない)

ただあまりに世に満ちあふれている「足りてない」メッセージは
人の不幸感を大量生産する可能性もあるのではないか、思う。
それは満足の否定だから。
だからすこし懐疑的に、「そこまで足りてなくは、俺、ない」と
思ったりして電車に揺られている。

ところが向かう先は打ち合わせだ。
自分の仕事はデザインで、これは古い日本語では「商業芸術」と訳されたもの。
消費向上の片棒を両肩で担いでスキップしているような商売だ。

この矛盾が生む不協和音をなんとしたものか。
電車は地下に入っていく。

YTR


posted by ma-on 19:11 |-





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